【基調講演】伊勢伸哉 さん プロフィール
おたる水族館 館長
物心付いた時から生きものに対して不思議を感じ、身近に生息している昆虫などを中心に捕獲~飼育する日々を過ごす。毎日自宅前のアリの巣を棒でつつき、巣穴から出て動き回るアリを見ていた記憶があり、後に2~3歳の時のことと聞かされる。多分これが最初の記憶かと思う。
帯広畜産大学卒業後、のぼりべつクマ牧場へ入社。エゾヒグマの飼育員として従事する中、生態系の頂点種であるヒグマを含めた多くの生きものを育む世界でも稀有な「北海道」の自然環境について、さらに知り伝える必要性を感じ、その知りたい欲求はさらに増している。同社退職後、(株)アレフえこりん村勤務を経て、2013年小樽水族館入社。現在に至る。札幌出身。動物園水族館は一般社会にある「自然への扉」。
【コーディネーター】植田俊先生 プロフィール
東海大学国際文化学部准教授。専門は社会学(テーマ:まちづくり、視覚障害)。活性化が求められている地域にて、2014年から研究と実践を兼ねて、指導する大学生とともに地域自治会や商店街振興組合との様々な協働を経験してきた(自治会活動への参画や空き店舗を利用した事業経営など)。また、専門とするフィールドワークの方法とその経験を活かして、本学生物学部が主導する海洋環境学習の取り組みにも参画している。直近では、海の仕事を生業にしてきた地域(神恵内村)にて、持続可能な地域づくりや、更なる地域の活性化を目指した取り組みを促進するための研究・調査にも大学生とともに取り組んでいる。
クロストーク登壇者プロフィール
おたる海の学校 校長 箱石博昭さん
小樽市生まれ、東京水産大学(現東京海洋大学)卒業、モスクワ、ニューヨークの在外教育施設も含めて千葉県で学校教育に携わり、退職後に小樽市に戻る。本年度よりスタートした海業「おたる海の学校」の校長として参画する他、まちづくりNPOの理事として活動や地元漁師のボランティア等を行う。
(一社)小樽観光協会 事務局次長(事業推進担当)永岡朋子さん
1978年、余市町生まれ、小樽市在住。大学卒業後、外資系ホテル勤務を経て、2012年4月より一般社団法人小樽観光協会にて勤務。観光振興事業を担当し、プロモーションや誘致活動、プロジェクト企画運営等の業務に携わる。2022年3月北海道大学国際広報メディア・観光学院「デスティネーション・マネージャー育成プログラム」修了。
東海大学スターダイバーズ 副代表 國岡千夏さん
東海大学Star Dives Clubの國岡千夏です。私たちはダイビングサークルとして活動する中で、海中に根がかりしたルアーやごみなどが多く落ちていることに気が付きました。そこで海に沈んだルアーを回収し、修復して販売、得た利益を次の回収活動にあてるプロジェクト「潜って☆Reルアー」を立ち上げました。このプロジェクトは地域商社・釣り人・大学生が協力して海をきれいにしようと全力を尽くしています。今年度は泊村・盃海水浴場にて2回のダイビングを行い、22名で約400個のルアーを回収しました。中には釣り糸が絡まったまま海底に残り、カニが引っかかってしまう“ゴーストフィッシング”も実際に目にし、深刻な問題であることを実感しました。立ち上げてから1年ほどで拠点となる地域は限られています。私たちのダイビング技術もあまりないため、回収量にも限界があります。しかし、これからは回収拠点を増やし、このプロジェクトの知名度を上げるとともに海にルアーやごみなどがたくさん眠っていることを知ってもらい、海洋環境の改善に参加してもらえたらなと思っています。
北海道の海のまちづくりじまん①
(一社)SHIRAOI PROJECT代表理事 山岸奈津子さん
1980年生まれ、札幌出身。 PRSJ認定PRプランナー。
大学卒業後、星野リゾート·トマムに勤務。企画·広報マネージャーを務め、基幹プロジェクトに携わり、赤字経営だったリゾートの立て直しに奔走する。
勤続10年を機にフリーランス広報として独立(2013年)。札幌国際芸術祭(2014~2024)、複合型フェス「NoMaps」ほか、企業の広報PRアドバイザーなど、さまざまな業種に携わる。
もう一度企画から動かすプレイヤーとして地域で活動したいと、2022年白老町地域おこし協力隊として白老に移住。2023年、一般社団法人SHIRAOI PROJECTS(通称 SHIPS)を立ち上げる。
「まちの可能性を拡げる舟を出す」を基本理念に、地域の魅力を引き出すコンテンツを創造・発信していくべく活動中。2024年から白老港魅力化プロジェクト「シン・白老港」を立ち上げ、白老港を舞台にした海の家プロジェクトを展開。その他、町内の企画広報案件の請負、アートプロジェクトの運営や、町の文化芸術振興に向け町の外郭団体の事務局長など。
活動の記録として、フリーペーパー「百舟(モモフネ)」の発行等。(https://note.com/725pr/)。
北海道海洋文化フォーラム事務局 山根恒さん
山根 恒(やまね ひさし)
北海道放送(HBC)総合ビジネス局エリアプロデュース部
1993年:北海道放送入社 報道部記者・東京支社編成部勤務などを経て 2013年から2019年までHBCの農業番組「あぐり王国北海道EXT」のプロデューサーとして北海道各地の農業現場を取材。2020年から総合ビジネス局営業推進部で「海と日本プロジェクト」を担当。北海道各地の海に関わる課題を子どもたちに知ってもらうイベントを実施。2025年からエリアプロデュース部に所属。
北海道は周囲を日本海・太平洋・オホーツク海に囲まれた地域です。
これら3つの海はそれぞれ違う顔を持ち、
北海道に様々な地域性をもたらしています。まさに海が北海道の多様性を 形作っているといっても過言ではありません。
しかし、これらの海が持つ豊かさや奥深さは北海道民にあまり伝わっていないのが現状です。私たち北海道放送は2016年から日本財団の「海と日本プロジェクト」に参加し、微力ながら子どもたちにその魅力を伝えてきました。海と向き合う全国の皆さんの発表を見て、今後の参考にしたいと思います。
海を守るアングラーの集い 実行委員会 事務局 荒道俊さん
札幌市在住。1978年生まれ(47歳)。
北海道・十勝地方の海の無い本別町出身ではあるが、幼少のころから近所の川で釣りに熱中。運転免許取得後は行動範囲を広げ、北海道ではあたり前に海と川を往来するサケマス類のように北海道中の海や川を釣り歩いている。
その経験から釣り雑誌などへの執筆活動やSNS等での情報発信、また釣具メーカーのフィールドスタッフも務めるなど、楽しみだけではなく業界発展のために活動の幅を広げていく。
そんな中、釣り人の安全意識の低さ、マナーやモラルの低下を危惧した発起人の千葉氏や仲間と共に2017年に前身となる「北海道ショアジギングミーティング」を立ち上げ、警察や海上保安庁、自治体の協力のもと安全啓蒙活動や海浜清掃、釣り場地域への貢献を柱とする活動を開始。2023年からは「海を守るアングラーの集い」と名称を変更し、リテラシー向上のけん引役となるべく取り組みの継続・拡充に努めている。
2025年にはライフジャケットを着用した落水体験や救助用のスローロープの投擲・救助体験を実施し、情報・知識だけではなく「体験」を通した「経験値」へと繋がるような体験型プログラムの充実にも注力している。
北海道の海のまちづくりじまん②
KAISO BANK 伊藤敏朗さん
氏名:伊藤敏朗(いとう としあき)
所属:KAISO BANK 代表(三省水工株式会社 取締役事業部長)
1963年 島根県大社町(現 出雲市)生まれ
1989年 水産庁に入庁、漁港漁場の整備、漁業地域の防災対策や磯焼け対策など担当
1997〜2001年 国土庁調整課、離島振興課(現 国土交通省)
2002年 (独法)北海道開発土木研究所(現 (国研)寒地土木研究所)
2003〜2004年 北海道開発局水産課
2015~2017年 (国研)寒地土木研究所
2019年 水産庁退職、三省水工株式会社に入社
2022年 漁港を利活用したブルーカーボン生態系拡大プロジェクト採択、KAISO BANK 代表
現在にいたる
(株)ユーラスエナジーホールディングス 嶋内英郎さん
【プロフィール】
・1970年4月生まれ(53才)
・東京都出身 埼玉県在住
・趣味はラグビーとサイクリング
・早稲田大学体育会ラグビー部出身
・モットーは、「やらずに後悔するよりも、やってから後悔する」
【経歴】
・1993年~ 電力会社入社
電力設備用地取得業務を10年経験後、2004年からはIT企業に出向。外資系金融機関等のアカウントマネージャー/複数社のDC新設プロジェクトを経験。出向解除後は、2008年から本社で不動産部門に所属。市街地再開発事業/DC新設業務を経験。2011.3の震災以降は、保有不動産の大量売却プロジェクト主担当/水力発電所の立地対応業務責任者/原子力損害賠償業務、出向先で不動産流動化/カイゼン担当/新規事業開発部長を歴任。
・2023年~ ㈱ユーラスエナジーホールディングス入社
風力発電所立地地域での地域創生に資する事業開発/地方活性化施策の企画提案を推進中。
【その他】
中小企業診断士(2020年12月登録)
東京協会城東支部に所属
脱炭素経営の中小企業への浸透と地方創生をメインテーマとして活動中
SHAKOTAN海森学校 小山彩由里さん
名前:小山 彩由里(おやま さゆり)
所属:㈱SHAKOTAN海森学校 代表取締役
活動拠点:北海道積丹町
専門分野:環境教育・体験型学習プログラムの企画運営
当方は、北海道積丹町を拠点に環境教育と中心とした、㈱SHAKOTAN海森学校を運営しています。
前職ではアウトドメーカーに勤め、人と自然のかかわり方や野外活動の楽しさを広める仕事に従事しました。その後、より現場で自然の魅力を伝いたいと、積丹町地域おこし協力隊として2022年に着任し、満期3年を得て2025年2月に地域資源を活かした教育やまちづくりに取り組む株式会社SHAKOTAN海森学校を開業しました。
子どもから大人まで楽しめる体験型プログラムを企画し、積丹の海の恵みを五感で学ぶ「鰤宝ツアー」や「ブルーカーボン」「海業」を軸にした環境学習・学校プログラムなど、官民連携の体制を構築して活動を展開しています。
北海道の海のまちづくりじまん③
小樽ライフセービングクラブ 益子進一さん
東京都出身。小学生から水泳を始め、高校ではインターハイに出場。大学時代に千葉・九十九里のライフセービングクラブで活動を開始し、日本代表としてオーストラリアの国際大会にも出場。社会人になってからも競技を続け、日本チャンピオンのタイトルを獲得。
大学2年の夏、海水浴場で起きた溺水事故をきっかけに「命を守る」ことの重みを痛感し、当時所属の九十九里ライフセービングクラブの救助技術やトレーニング環境の整備に尽力。
以降十数年以上、海水浴場での無事故に貢献。
現在は転勤先である札幌勤近郊の小樽ライフセービングクラブで活動中。
社会人中心のクラブのため、社会人にとっては活動しやすい一方、メンバーの人数不足が大きな課題。
海での活動に従事する皆様に少しでも興味を持っていただき、海の安全に関心のある方と一緒に活動できることを楽しみにしています。